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合わない入れ歯は作り直した方がいい?そのまま使用するリスクについて

「入れ歯が合わなくて食事のときだけ使っている」
「合わないけどせっかく作った入れ歯だから我慢して使っている」
このように入れ歯が合わないまま使用している患者様は少なくありません。合わない入れ歯を使い続けると、ただ痛みや違和感を覚えるだけでなく、お口や全身の健康にトラブルが生じる可能性があります。

そこで本記事では、入れ歯が合わなくなる原因や合わない入れ歯を使用するリスクなどについて解説します。

 

こんな症状がある場合は、入れ歯があっていないかもしれません

入れ歯が合わないと痛みや違和感を覚えたり、吐き気がしたりなどさまざまな症状が現れることがあります。特に以下のようなトラブルが生じている場合は、入れ歯が合っていないかもしれません。

 

噛むと痛い

食べ物を噛むと入れ歯が歯ぐきに当たって痛みを感じることがあります。症状がひどい場合には、お口の粘膜に傷がついて口内炎に発展することも。原因は、入れ歯の床(歯ぐきや粘膜の部分)が合っていないことが考えられます。通常、入れ歯は歯ぐきや粘膜にぴったり合うように作られ、吸盤のように吸着するものです。床と粘膜にすき間があると食べ物が入り込んで噛むと痛みが生じたり、口を動かす度に擦れたりします。

 

吐き気がする

そもそも入れ歯は、お口の中に異物を入れるもので、吐き気をもよおしやすいです。特に奥歯を失った場合は床の部分が大きくなります。のどの付近に刺激が与えられるため、吐き気を感じやすくなります。

 

味や温度が感じにくい

全部床義歯(総入れ歯)など床が大きい入れ歯は、お口の中の粘膜を覆ってしまうため、味や温度が感じにくい傾向にあります。また、保険診療の入れ歯はプラスチックでできているため、どうしても厚くなりがちです。その結果、粘膜まで味や温度が伝わりにくく、場合によっては食事が楽しめなくなることもあります。

 

喋りにくい

入れ歯が大きくなればなるほど、発音に影響を与えることがあります。特に「サ・タ・ラ行」は前歯の裏側に舌を当てて発音するため、慣れるまでは舌が動かしにくく、発音が不明瞭になることも少なくありません。

 

外れやすい

入れ歯を装着してもすぐに外れてしまう場合は、床の形が合っていない可能性が考えられます。床と歯ぐきの間にすき間ができるとフィットしないために外れやすくなってしまうのです。また、人工歯が高い場合も噛む力が一点に集中して、この原理で外れてしまうことがあります。

 

入れ歯が合わなくなる原因は?

入れ歯は一度作ったら一生もつものではありません。使用する度に人工歯がすり減ったり、歯を支えている骨が減少したりすることで合わなくなることがあります。ここでは入れ歯が合わなくなる原因を3つ紹介します。

 

歯を支えている骨の減少

歯を支えている骨は、加齢とともに新陳代謝の働きが低下し減少していきます。特に歯を失ってしまうと、歯を支えている骨は減少しやすい傾向にあります。それにより歯ぐきも痩せて、入れ歯が合わなくなってしまうのです。

 

人工歯のすり減り

人工歯は食べ物を噛むことにより、すり減っていくものです。そのため、長期間使用した入れ歯は人工歯のすり減りにより、かみ合わせが合わなくなることがあります。

 

入れ歯に付着した汚れ

入れ歯は毎日使用するため、食べ物の残りかすや細菌による汚れが付きやすいです。お手入れを怠ると、汚れが固まり入れ歯の形状が変わることもあります。また、汚れは口臭の原因にもなります。

 

合わない入れ歯を使い続けるとどうなる?

合わない入れ歯を使い続けると、痛みが出たり喋りにくくなったりするだけでなく、以下のようなトラブルが発生し、体にも悪影響を及ぼす可能性があります。

 

歯ぐきに傷ができる

すき間があるような入れ歯や噛むと歯ぐきが痛む入れ歯を使用すると、お口の中が傷つき、口内炎ができやすくなります。また、同じ箇所が連続して刺激を受けると歯ぐきに床ずれのような潰瘍ができることもあります。

 

栄養不足につながる

合わない入れ歯は、食事の摂取を困難にするため、栄養不足につながる可能性があります。特に高齢者の方は噛む力が低下しているため、食べられる食物の種類が限られ偏った食事になりがちです。そのことに加えて、入れ歯が合わないと飲食による疲労感が増え、食事量が自然と減ってしまう可能性もあります。このような状態が続くと、体力や免疫力の低下につながり、体の健康に問題を引き起こす可能性があります。

 

頭痛や肩こりにつながる

人工歯が高すぎたり、すり減ってかみ合わせが合わなかったりする入れ歯は、お口周りの筋肉が緊張しやすいです。それにより顔のバランスが崩れてしまうことがあります。また、お口周りの筋肉は頭や肩の筋肉にもつながっており、かみ合わせが悪いと頭痛や肩こりを引き起こす可能性があります。

 

顎関節症の原因になる

かみ合わせが合わない入れ歯を使用すると、顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。顎関節症は口が開かない、口の開閉時に音が鳴るといった症状が現れる状態のことです。重度になると日常生活に支障をきたすことがあります。

 

まとめ

合わない入れ歯は痛みを覚えるだけでなく、頭痛や肩こりなど体の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。痛みがある、喋りにくい、外れやすいなど「入れ歯が合わないな」と感じたら、そのまま使い続けるのは避けましょう。入れ歯の種類によっては作り直すよりも簡単に修理を行えることもあります。そのため、入れ歯が合わないと感じた場合は、すぐに歯科医師に相談しましょう。

 

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